車のエンジンをかけると、ウィーンとかウェーンとかいう、”猫の鳴き声”のような音がするようになってきた…。
そのまま乗り続けて良いものなのか、悩みますよね?
こちらでは、そうした異音の原因や対処法についてご紹介していきます。
ウィーン音の原因いろいろ
エンジンからウィーン音がする、といっても、原因を一概には言えません。
車両によっては、特性上、新車時からウィーンというようなモーター音がすることもありますし、何らかの故障が原因で発生している音だとしても、原因として考えられる箇所は何ヶ所もあるからです。
考えられる代表的な原因を挙げていきましょう。
ウォーターポンプからの異音
高温になるエンジンを冷却する、重要な役割を担っているのが冷却水。
この冷却水をエンジン全体に行き渡らせる働きをしているのが、ウォーターポンプです。
ウォーターポンプは通常、タイミングベルトなどで駆動していますが、ベルトのかかる滑車(プーリー)やベアリング部などが損傷すると、ウィーンといった音(後にギーギー音に変わる)が発生します。
ウォーターポンプ自体はそう高い部品ではありませんが、前述の通り冷却水をエンジン全体に行き渡らせる為の重要な部品であり、放っておくとエンジンオーバーヒートにまで発展しかねませんので、異音が出ているなら早めの交換が大事です。
ウォーターポンプの異音については、こちら詳しく記載しておりますので併せてご覧下さい。
パワステポンプからの異音
ハンドルを回す力を補助しているパワステ(パワーステアリング)機構。
最近は、軽自動車やコンパクトカーを中心に電動タイプが増えてきていますが、油圧で作動しているパワステの場合には、パワステポンプによって専用オイルを循環させています。
このパワステのオイル(パワステフルード)の量が不足していると、ウィーン音が発生することがあります。この場合には、オイルが減少している原因(漏れている個所の特定など)の改善とフルードの継ぎ足しで直すことが出来ますが、放っておくとハンドル操作が重くなり、最悪の場合ハンドル操作そのものが出来なくなる可能性もあります。
エンジンが温まっている時に、ハンドルを切ってみるとウィーンと異音がするようならほぼ間違いない。パワステオイルの不足です。注ぎ足して直るものではありますが、本来減ることのないオイルのため、減っているということはどこからか漏れていると考えるのがセオリー。注ぎ足してもすぐにまた異音が出るようなら、よほどの勢いで漏れていることが考えられますので、早急に修理が必要です。
ですがパワステの修理となると、もちろん車種にもよりますが、数万円から数十万円ほどの高額な修理代は覚悟する必要があるでしょう。
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エアコンコンプレッサーからの異音
車内の冷房や、曇り取りに欠かせない装置に、エアコンコンプレッサーがあります。
エアコンコンプレッサーは、通常、エアコンスイッチがONの時にだけ、ベルトからの駆動力を使用して作動するようになっています。
何らかの原因でエアコンコンプレッサーの回りが悪くなると、ACスイッチを入れた時にウィーン音やガラガラ音が発生するようになります。原因は様々ですが、クーラーガスの減少によりコンプレッサー内のオイルが不足し、コンプレッサー本体が焼き付いてしまうケースや、経年変化によるコンプレッサーの寿命が近づいているパターン。さらにはガソリンスタンドなどで、無理やり売上アップのためにクーラーガスを補充させられたことによる、「ガスの入れすぎ」によって負荷がかかり、異音が発生するケースもあります。
エアコンコンプレッサーが故障しても走行自体には影響はありませんが、当然ながらエアコンは全く効かなくなりますので、夏場暑いときは熱中症や脱水症状にもなりますし、出来ることなら早めに対処した方が良いでしょう。

そしてエアコンは夏場だけではなく冬場でも、曇り取りに最大の効果を発揮します。
窓ガラスが内部の湿気によって曇ってしまうと、運転にかなりの支障をきたしますので、やはりこちらも早めに修理を依頼するようにした方が良いでしょう。
ウィーン音が発生した時は…?
ウィーン音が発生した場合、その原因を素人が突き止めるのはなかなか難しいです。
ハンドル操作が重い、エアコンが効かない、といったような別の症状が出ていれば、原因を特定しやすくなりますが、ただ音がするだけでは、原因の特定は素人ではまず無理かと思います。
故障箇所によって
修理費用は数千円~数十万円程度
とかなり幅が出てきます。ウィーン音が発生したら、まずは修理工場できちんと音の原因を特定し、修理費用の見積りを出してもらうようにしましょう。そして、大きな修理の前には車の価値を調べるのもお忘れなく。